4つのビジネス形態
スタートアップビジネスを政府に登録する際に、オーナーは自分がどの形態でビジネスを行うかを選択します。
ビジネスの形態には個人事業主(Sole Proprietorships)、パートナーシップ、LLC(Limited liability company)、コーポレーションなどがあります。
スタートアップビジネスでは、どの形態がいいかはケースバイケースで、それぞれ長所もあれば短所もあります。
1、個人事業主
- オーナーが一人であること。
- パススルー課税(ビジネスの収入をオーナーの収入として確定申告)です。
- LLCやコーポレーションのように、法人登録をする必要がありません。
ただし、いくつかのローカル レジストレーションが必要になる場合があります。 - ビジネスの負債に対して、オーナーが返済責任を負います。
例)仕入先にお金が払えない場合、訴えられて負けた場合など、オーナーの財産(貯金、家、車)が借金の返済に充てられます。
2、パートナーシップ
- 2人以上でビジネスをスタートする場合で、LLC、コーポレーションを選択しない場合。
- パススルー課税(ビジネスの収入をオーナーの収入として確定申告)です。
- すべてのビジネスの負債に対して責任を負うジェネラル パートナーと、有限責任のリミテッドパートナーを選べます。
但し、少なくとも一人はジェネラル パートナーである必要があります。 - ミニマム・カリフォルニア・アニュアル タックス$800が必要です。
3、Limited Liability Company(LLC)
- 一人のオーナーでも作ることができます。
- パススルー課税(ビジネスの収入をオーナーの収入として確定申告)です。
- ビジネスの負債に対してオーナーは有限責任です。
- ミニマム・カリフォルニア・アニュアルタックス$800が必要です。
- グロス インカムが25万ドルを超えるとカリフォルニアLLC FEEが必要です。
4、コーポレーション
大きい会社をイメージしますが、コーポレーションとは法と税制上の規定の一形態なので、IBMの様な巨大企業から、一人オーナーのスモールビジネスまで幅広く存在します。
- ビジネスの負債に対してオーナーは有限責任です。
- S コーポレーションとC コーポレーションがあります。
S コーポレーション
- パススルー課税(ビジネスの収入をオーナーの収入として確定申告)です。
- ミニマム・カリフォルニア・アニュアルタックス$800が必要です。
- Cコーポレーションの2重課税を避けることができます。
- ネットインカムの1.5%の、カリフォルニア S コーポレーション タックスが必要です。
- 最近は形態内容的にあまり差がなく、フレキシビリティーのあるLLCが採用されている傾向です。
C コーポレーション
- 他の形態と違い、個人とは別個の納税主体です。
- 配当がオーナーに支払われた場合、コーポレーションは経費として扱うことができないため、個人レベルとコーポレーション レベルでの二重課税となります。
- 経費として控除できる範囲が、他の形態と比べて有利です。