控除について

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所得税は皆さんの所得に課税されますが所得満額に課税されるわけではなくある一定の金額は課税対象からはずされます。この課税されない収入が所得控除です。
定額控除(Standard Deduction)もしくは項目別控除(Itemized Deduction)のどちらか控除額の大きいほうを取り所得から差し引いた残りの金額が課税対象となります。

人的控除

2018年から2025年まで有効なTAX CUTS AND JOB ACT(JCJA)によりなくなりました。その代わり定額控除の額が大きくなりました。

定額控除(Standard Deduction)
  • シングル :$13,850
  • ジョイント(夫婦合算):$27,700
  • セパレート(夫婦別算):$13,850
  • ヘッドオブハウスホールド(扶養家族のいる特別世帯主):$20,800
  • 未亡人(配偶者の死亡年はジョイント、その後2年有効):$27,700
項目別控除(Itemized Deduction)

以下が項目別控除例、合計が上記の定額控除を超える場合のみ有効です。

  • 寄付
  • 医療費
  • ギャンブルロス
  • サラリーマンのビジネス経費
  • プロパティータックスなどの税金
  • モゲージローンなどの利子
  • 災害、犯罪などに巻き込まれた場合の損失

ほとんどの場合モゲージローンを持っていないと定額控除のほうが有利です。

上記以外の所得控除

上記の控除と違い当てはまる人しか控除されません。

*IRA(Individual Retirement Arrangement)

Traditional IRAへの年間の拠出額のうち、一人最大$6,500(50才以上70 1/2歳未満の場合は最大$7,500)までが控除として認められています。401Kなどの退職年金プランに加入している場合はIRAの控除対象金額は減少します。

*Student Loan Interest Deduction

本人、配偶者、扶養家族のための高等教育、専門学校などの授業料、寮費、食費、その他教育関連費用のための教育ローンの利子が対象となります。